雰囲気って大事

14.03.12 / できごと / Author: / コメントは受け付けていません。

先日、スポーツジムの体験レッスンに行ってきました。ちょうどキャンペーン中で安かったし、冬の間に増えてしまった体重を落とすために。

今までは、減量と言うととにかくカロリーだけを気にしていました。食べる量を減らしたり、カロリーをより多く消費するエクササイズをしたり。でも今回は違います。久しぶりに見た自分のふくらはぎがあまりにもだらしなく、引き締まってなかったので、筋肉をつけねば痩せたところで美しいふくらはぎの形にはならないな、と思ったわけです。

よし、筋肉をつけよう!ということでジムに行ったのですが、日ごろから出不精の私、気力も根性もないので、すぐに筋トレが嫌になりました。だって、みんな超ムッキムッキなんてすもの。なんのためにそこまで筋肉つけるの?普段の生活で必要あるの?なんて。私、あまのじゃくです。

けれども、せめてジムに通うことだけは継続しようと思い、そんな疲れた?私の心を癒してくれたのがヨガであります。

今更ですが、ヨガっていいですね。

以前にも何かの機会に一度ヨガのレッスンを受けたことがあるのですが、そのときは柔軟性と筋力を必要とする動きがメインだったので、(ヨガも運動だったんだ、筋肉ないとできないんだ、体柔らかくないとできないんだ)という印象をうけ、それ以降興味を持たなくなりました。

でも、今回そこで受けたレッスンは体の硬い私にも、筋肉のない私にもこなせるようなプログラムで、しかも先生がアロマを焚きながら、音楽を流しながら、ゆった~りとした空間で教えてくれるもんだから、一時間の間にすっかり癒されて帰ってきました。

そのヨガスクール、オリジナルのドリンクとかも商標登録して販売していて、
レッスンのあとにサンプルをもらったんです。すごい美味しくて、イメージがかなりアップ。

すっかり気に入ったので家でもやってみようと思ったのですが・・・私の部屋はワンルーム。布団やらお菓子やら鞄やら本やら、生活感が溢れすぎていて、落ち着きません。同じ部屋で、毎朝バタバタっと用意して出て、くた~っとして帰ってくる。その部屋と同じなんですもの、優雅な気持ちになれません。

改めて、雰囲気って大事だなって思いました。

昔の本を久しぶりに読んだこと

09.03.12 / できごと / Author: / コメントは受け付けていません。

本棚に入れてあった昔の文庫本を出した。

私は本屋さんでブックカバーをかけてもらうと、それをそのままつけて保存するので、
暫く読まないと何の本か開くまで分からない。

このブックカバーも、その時代時代で色々あって面白い。
今回出した本のブックカバーは、
本を折り込む内側がなんと「結婚チャンスカード」になっていた!
自分の学歴や年収を書く欄と、相手の条件には年収や身長、婚姻歴まである。
裏側の折り込みにはつつましく、
『本を読み終えられた後、右側の「結婚チャンスカード」をお送り下さい。』
と書いてある。
「今すぐ」と書いていないところに時代の奥ゆかしさを感じてしまう。
今はネットが普及しているので、
こういうブックカバーにお目にかかることもないのかな、と思う。
それに最近は、電車で本を読むこともあまりなく、ブックカバーを断ることも多くなった。

本は江國香織さんの「きらきらひかる」。
この本は高校生の頃、
友達が絶賛していて、学校帰りに近所の本屋に平積みしてあった一番上のものを買った。
この本をキッカケに、そこから何年か私は江國香織さんの本を読み続けた。
江國香織さんの初期の作品に登場する主人公は女性が多くて、
第三者からすると、ちょっと気難しく、人によっては我儘に映るような性格が多い。

「きらきらひかる」に出て来る笑子は、イタリア語の翻訳をしている。
内科医の睦月とはお見合いで結婚したばかり。
お互いの親には言わずにいる、それぞれの傷を抱えての結婚だった。
精神状態の不安定な笑子と、同性の恋人のいる睦月の結婚生活は、
題名のようにきらきらと光っている。
愛している、という言葉が出てこないのに、
「きらきらひかる」の中には、その気持ちが散りばめられている。

睦月に苛立ち、号泣し、笑いかけ、安心しきった顔を見せる笑子は、
少女と呼ばれる年代の女の子の何倍もの純度の高い透き通った心で、睦月を想う。
十代の時には睦月の優しさと、
ありのままであることの奇跡を描いたこの小説が好きだった。

今読み返し、ぎりぎりのところにある気持ちが求める、
優しい受け入れ場所に、ただの読者でありながら、
当事者のように心が痛くなるようになった。